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タクシー会社元社長、相続税約25億円脱税

 昨日の日経新聞夕刊記事からですが、大阪のトモエタクシーの元社長が創業者の遺産50億円を隠し、相続税24億8000万円を脱税したとして、大阪地検特捜部に逮捕されました。

 相続財産のうちの50億円をシンガポール経由でスイスの口座に送金していたとのことです。それも20回以上にわけて送金していて、口座は無記名で10以上あったとのこと。 おそらく口座には名前の記載が全く無いナンバリング・アカウントを使っていたのでしょう。

 シンガポール経由で送金するということは、日本とシンガポールは租税条約を締結していますから、お互いに情報交換が可能です。シンガポールからスイスへの送金も検察はシンガポールで捜査協力を得て解明したに違いありません。

 50億円もの現金を20数回で送金すれば、一回あたり2億から3億にもなりますから、そんなことを1年から2年の間に何度も繰り返せば当然マルサの目にとまるでしょう。また、もともと資産家の息子さんのようですから、マルサも創業者がなくなる前から適正な相続税申告が行われるかどうかは、情報を集めていたはずです。

 どのぐらいの財産があるのかマルサに情報を握られているにもかかわらず、50億円もの大金を海外に出そうとよくも考えたものです。見つかるのは当たり前ですから、逮捕されても仕方ないでしょう。

 ナンバリングアカウントだからといって見つからないとタカをくくっていたのかもしれません。資産家の海外送金はほとんど把握されていると言ってもよいでしょう。
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